中国、米の対台湾武器売却に反発 「強力な措置」警告
写真は中国と台湾の旗と、トランプ米大統領の人形のイメージ。4月17日撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[北京 19日 ロイター] - 中国国防省は19日、米国による111億ドル規模の対台湾武器売却計画を受け、中国軍が訓練を強化し「国家の主権と領土の一体性を守るため強力な措置を講じる」との声明を発表した。
国防省はソーシャルメディアに掲載した声明で、米国に対し「台湾への武器売却を即座に停止」し「『台湾独立』勢力を支持しないという約束を具体的に守る」よう強く求めた。
「台湾の分離独立勢力は、一般市民が苦労して稼いだ金を使って米国の武器商人を太らせている」と非難した。
今回の売却計画は、米国から台湾への武器供与としては過去最大規模。
中国国防省は、米国に「厳正な申し入れ」を行ったと表明。「米国は約束を繰り返し反故にし、台湾独立を助長・支持しており、最終的に自ら火傷を負うことになる」と警告した。
声明はまた「中国人民解放軍は訓練と即応態勢を一段と強化し、国家主権と領土の一体性を守るため断固たる措置を講じ、『台湾独立』分裂行為や外部勢力の干渉を断固阻止する」と強調した。具体的な措置の内容には言及しなかった。





