最新記事

災害

まるでロケット攻撃のような轟音 トルコでM7.9の地震、少なくとも10人死亡、シリアで42人死亡

2023年2月6日(月)17時41分
地震で倒壊した建物

ドイツ地球科学研究センター(GFZ)によると、トルコ中部でにマグニチュード(M)7.9の地震があった。写真は救出作業の様子。  Guardian News / YouTube

ドイツ地球科学研究センター(GFZ)によると、トルコ南部のカフラマンマラシュ付近で6日、マグニチュード(M)7.9の地震があった。震源の深さは10キロ。地元当局者らは少なくとも10人が死亡したと明らかにした。

建物が倒壊し、近隣のキプロスやレバノン、シリアでも揺れを感じた。欧州地中海地震学センター(EMSC)は津波のリスクを評価中としている。

トルコ内相は、がれきに埋もれた人々の救出が最優先だとした上で、国民に携帯電話の使用を控えるよう求めた。


国営放送TRTなどの映像によると、建物に被害が及び、雪の積もった道に人々が避難している。また、カフラマンマラシュで倒壊した建物の周りに人々が集まって生存者を探す様子も映されている。

東に約350キロに位置するディヤルバクルのロイター記者によると、地震は約1分間続いて窓ガラスが割れるなどの被害が出た。

南東部シャンルウルファ県の知事はツイッターに「倒壊した建物がある」と投稿し、住民に安全な場所に移動するよう呼びかけた。

トルコ当局はカフラマンマラシュとシリア国境に近いガジアンテプ付近でM7.4の地震を記録したとしている。

シリアの北部と西部でも揺れがあり、国営シリア・アラブ通信(SANA)はアレッポ、ハマ、ラタキアの3県で42人が死亡し、200人以上が負傷したと伝えた。

レバノンのベイルートやトリポリでも人々が路上に出て、建物の倒壊に備えて車に逃げたと報告されている。

トルコ赤十字のトップは深刻な被害の情報が入っているとし、リソースを動員していると述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ミネソタ州に兵士1500人派遣も、国防総省が準備命

ワールド

EUとメルコスルがFTAに署名、25年間にわたる交

ワールド

トランプ氏、各国に10億ドル拠出要求 新国際機関構

ワールド

米政権、ベネズエラ内相と接触 マドゥロ氏拘束前から
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 2
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 3
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」も子に受け継がれ、体質や発症リスクに影響 群馬大グループが発表
  • 4
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 5
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 6
    「リラックス」は体を壊す...ケガを防ぐ「しなやかな…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 7
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中