最新記事

セレブ

サウジの法律を無視して「天狗」のロナウドに世間が怒った意外な理由

Claims Saudi Arabia Bent Marriage Law for Cristiano Ronaldo Sparks Debate

2023年1月11日(水)16時59分
ジェームズ・ブリンスフォード

契約後、アル・ナスルのサポーターの前に現れたロナウドと家族(女性がロドリゲス、1月3日) Ahmed Yosri-REUTERS

<「マンチェスター・ユナイテッド」からサウジアラビアの「アル・ナスル」に移籍した帝王クリスティアーノ・ロナウドが、同棲禁止のサウジでモデルのロドリゲスと豪邸暮らし。いったいどこから腹を立てたらいいものか?>

2022年末にサウジアラビアのクラブチーム「アル・ナスル」に移籍することが決定したサッカーのスター選手クリスティアーノ・ロナウド(37)が、ソーシャルメディアで非難を浴びている。パートナーであるスペイン出身のモデル、ジョージナ・ロドリゲス(28歳)と一緒に暮らすため、サウジアラビアの法律をねじ曲げたというのだ。

サウジアラビアの法律では、「婚姻契約のない同居は禁止」されているが、当局はロナウドの同棲を「見て見ぬふり」しているという。

ポルトガル出身のロナウドはアル・ナスルと超大型契約を結び、2年半で2億ドルの報酬を手にすることになった。

英「マンチェスター・ユナイテッド」からの退団で物議を醸した後、家族とともにサウジアラビアに移住し、クラブが用意した豪邸で暮らす予定だ。

「私が彼女なら傷つく」

サウジアラビアの法律の抜け穴を悪用したような今回の行動を受けて、ソーシャルメディアではロナウドを批判する声が上がっている。

ある人物はツイッターで、「結婚したくないがために、ここまでするなんて」と批判した。批判のほとんどは、この点に集中した。

別の人物も、「彼女と結婚することを、そこまで避けるなんて...」と非難した。

別の人物は、最初は冗談だと思ったという。「結婚したくないばかりに、ここまでするとは......恥ずかしいことだ」

2人の間には、2人の子どもがいる。ロナウドには、他に2人の代理母との間に3人の子どもがいる。

法律を回避する方が結婚するよりずっと面倒じゃないか、というツイートもあった。「結婚すれば済むことなのに、法律をねじ曲げさせた。ひどいもんだ」

ある女性は、「ここまで結婚を避けられたら、私なら絶対にくじけてしまう」とコメントしている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=続伸、マグニフィセント7などの決算に

ビジネス

NY外為市場=円、対ユーロで16年ぶり安値 対ドル

ビジネス

米テスラ、新型モデル発売前倒しへ 株価急伸 四半期

ワールド

原油先物、1ドル上昇 米ドル指数が1週間ぶり安値
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 3

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 6

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 10

    ロシア、NATOとの大規模紛争に備えてフィンランド国…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 8

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 9

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中