最新記事

事故

ロシア南部、訓練中の軍用機がアパートに墜落 6人死亡

2022年10月18日(火)10時13分
9階建てアパートが激しく炎上する様子

ロシア南部のエイスクで17日、軍用機が住宅用の建物に突っ込んだ。The Sun / YouTube

ロシア南部のエイスクで17日、ロシアの戦闘機が離陸後間もなく9階建てアパートに突っ込み、火災が発生した。タス通信によると、6人が死亡した。

通信各社は地元当局者の情報として、19人が負傷、6人が行方不明と伝えた。エイスクはウクライナ南部とロシア南部を隔てるアゾフ海に面している。

軍のニュースチャンネル「Zvezda」が公開した動画には、スホイ34戦闘爆撃機がアパートに突っ込んだ際の爆発とみられる様子が映っている。

地元当局によると、火災はその後鎮火した。子ども40人を含む約250人が避難したという。

クラスノダール地方のコンドラチェフ知事は、戦闘機に弾薬が積まれていたとの現地報道を否定した。

ロシア通信(RIA)によると、墜落は軍用飛行場から訓練飛行を行っていた際に起きた。パイロットは緊急脱出したという。国防省によると、パイロットは離陸時にエンジンから出火し、建物に衝突した際に燃料に引火したと報告した。

ロシアの国家調査委員会は刑事事件として調査を開始し、現場に調査員を派遣した。

ロシア大統領府によると、プーチン大統領は事件の報告を受け、被害者への支援提供を命じた。また、保健相を現地に派遣した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン


Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

トランプ氏とゼレンスキー氏の8日の電話会談、「非常

ワールド

ウクライナに「重大な空爆の可能性」、米大使館が警告

ビジネス

エア・カナダ、米路線の予約が10%超減少 貿易摩擦

ワールド

米・イラン、11日に第4回核協議 オマーンで
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 2
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノーパンツルックで美脚解放も「普段着」「手抜き」と酷評
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    教皇選挙(コンクラーベ)で注目...「漁師の指輪」と…
  • 5
    恥ずかしい失敗...「とんでもない服の着方」で外出し…
  • 6
    骨は本物かニセモノか?...探検家コロンブスの「遺骨…
  • 7
    「金ぴか時代」の王を目指すトランプの下、ホワイト…
  • 8
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 9
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 10
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 7
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 8
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 9
    野球ボールより大きい...中国の病院を訪れた女性、「…
  • 10
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中