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斧や銃で襲われ「血の海に倒れていた」 オリガルヒ連続「不審死」は偶然ではない

Mysterious Oligarch Deaths Are 'Not a Coincidence': Russian Banker

2022年7月1日(金)19時55分
ゾーイ・ストロゼウスキ

「血の海の中に倒れていた」元治安機関幹部

最初の死は、唯一ウクライナ戦争が始まる前に起きた「死」で、1月末に明るみに出た。CNNによれば、ガスプロム・インベストの輸送責任者だったレオニド・シュルマンが1月30日、ロシアのレニングラード州にあるコテージのバスルームで、自殺とみられる状態で発見された。

オリガルヒと家族の遺体が一緒に発見された例もある。一連の死のほとんどは、自殺として捜査されていると伝えられている。

また、オリガルヒではないものの、プーチンとつながりのある元ロシア高官が6月20日、自宅で撃たれた状態で発見された。大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツは、元治安機関幹部である53歳のバディム・ジミンが、モスクワの自宅で「血の海のなかに」倒れているところを弟が発見したと報じている。

ジミンは、核兵器の発射コードが入ったブリーフケースを運んでいたこともある人物だが、贈収賄疑惑で捜査の対象となり、職を解かれ、自宅軟禁となっていた。
(翻訳:ガリレオ)

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