最新記事

野生動物

【映像】2頭のクマ、民家のカーポートで一戦交える

2022年6月24日(金)12時40分
若道いつき
喧嘩するクマ

(写真はイメージです) Tammi Mild-iStock

<激突からの殴り合い──これでもただの喧嘩のフリ?>

カリフォルニア州サウス・レイク・タホ在住のリサ・クイックは18日、カーポート(簡易的な車庫)の防犯カメラが捉えた2頭のクマが激しくつかみ合う映像をフェイスブックに公開した。

ヒトとクマの安全な共存のための活動に取り組むゲット・ベア―・スマート・ソサエティによれば、「絶対に必要でない限り、クマ同士は戦わない」という。クマのヒエラルキーは立ち振る舞いに基づいて形成されるため、威嚇することで自らの優位性を示そうとする。

「戦いには怪我のリスクがあり、それ自体はクマの目的ではない。要するに(優位性を示すための)ポーズなのだ」

動画のはじめ、別の方向から走ってきた2頭のクマが画面中央で勢いよく衝突。取っ組み合いの喧嘩が始まった。重量感のあるパンチには緊張感が漂う。両者とも2本足で立ってうなり声を上げ、にらみ合っているのが分かる。少しして、画面奥のクマは後方へと歩き出し、やがて暗闇へと消えていった。

クイックはABC7の取材に対し、うなり声で目を覚ましたと述べている。これまでにも周辺でクマを見かけたことはあるが、通常は彼女が外に出るとすぐに逃げていくという。

カリフォルニア州魚類野生生物局の報告によると、アメリカクロクマの生息数は年々増加傾向にある。1982年には州内に約1万~1万5000頭だったが、現在は約3~4万頭にまで増えているようだ。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

北朝鮮、日本の核兵器への野心「徹底抑止」すべき=K

ワールド

米、3カ国高官会談を提案 ゼレンスキー氏「成果あれ

ワールド

アングル:トランプ政権で職を去った元米政府職員、「

ワールド

日中双方と協力可能、バランス取る必要=米国務長官
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦い」...ドラマ化に漕ぎ着けるための「2つの秘策」とは?
  • 2
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリーズが直面した「思いがけない批判」とは?
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 5
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 6
    70%の大学生が「孤独」、問題は高齢者より深刻...物…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    ウクライナ軍ドローン、クリミアのロシア空軍基地に…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中