元エリート弁護士が、家もカネも投げうって捨て犬ら70匹と暮らす理由
“I’ve Adopted 70 Rescue Dogs”
今では犬のほかに、豚や鶏、羊、アルパカ、牛、馬などが90頭以上いる。そこで家の一部を開放し、動物との暮らしを体験できる場にする計画も進めている。
以前の生活に戻りたくないかと聞かれることがある。確かに動物に有り金を全て注ぎ込む前は、かなり裕福だった。でも振り返ると、あまり賢くないお金の使い方をしていた。
私は今年、60歳になる。サリドマイド薬害のせいで、右腕が左腕より約15センチ短く、体は普通の人よりもはるかに老化が速い。今の願いは、私の仕事を引き継いでくれる人が現れることだ。
わが家の犬も高齢化している。19年には7匹、20年には4匹が死んだ。
動物は人生を共にできる素晴らしい仲間だ。私たちは本当に恵まれている。今まで約120人の知り合いに影響を与え、肉食をやめるきっかけをつくれたことも誇りに思う。
私たちの目的は動物愛護だ。簡単なことではないし、資金も苦しい。でも何とかやっている。とても充実していて、とても幸せだ。
2024年4月23日号(4月16日発売)は「老人極貧社会 韓国」特集。老人貧困率は先進国最悪。過酷バイトに食料配給……繫栄から取り残され困窮する高齢者は日本の未来の姿
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