ベーシックインカムを掲げるニューヨーク市長の有力候補
NYC'S 'CHEERLEADER IN CHIEF'
――自転車の利用をツイッターで呼び掛けているが、どんな利用促進策を考えているか。
一部の自転車レーンでは、柵やカメラを設置するなどして(自動車の通行禁止の)ルールを遵守させる必要がある。私も自転車であちこち走り回っているが、自転車レーンにトラックがいるのは嫌なものだ。もし違反切符が切られるとなれば、こうしたトラックも習慣を変えると思う。
そうすれば、自転車は現実的な選択肢であり、安全でお金もかからないことをみんなに分かってもらえるだろう。体にも環境にもいい。個人的には、心の健康にもいいと考えている。(自転車利用を促進し)市民が車を持たなくてもいいようにするというのも、私の大きな夢であり構想だ。私は車なしでニューヨーク市に19年間も暮らしているが、本当にいいものだ。
――あなたはバイデン大統領と個人的に親しいが、当選した場合の計画について彼と話したことはあるか。
バイデン政権にいる友人たちと話したことはある。ワシントンの(政権中枢の)人々と強いコネを持つことは、ニューヨーク市にとってもニューヨーク州にとっても大きな意味があると思う。(周辺地域も含めた)ニューヨーク都市圏のGDPは全米のGDPの約10%を占める。つまりニューヨーク市の回復なくして全米の回復はなく、市に金を出すのは正しいことだと、声を上げてはっきり主張しなければならない。
議員の中にも政権内にもたくさんの友人がいる。ニューヨーク市の利益になることが実行できるポストに就く予定の友人も多い。(ニューヨークを利する政策は)彼ら自身が意欲的に取り組める問題であるべきだが、そうでない場合は、私の手で彼らをたき付けなければならない。なぜなら国家的にも正しい政策だからだ。市長がそうしたコネを持っていない人物だったら、つまり、全米向けのテレビにしょっちゅう映るような人物でない場合は、説得は難しくなるかもしれない。
私はニューヨーク市の良さを訴え広めていく役目を果たす「最高応援責任者」になろうと思っている。ニューヨークは本質的に人間の可能性と創造性の源だ。人々が集まり、生活やキャリア、家庭、事業や先進的な組織を築き、芸術をリードして文化的な貢献を行う場所だ。アメリカにおける創造と商業の中心地だ。
ニューヨークをニューヨークたらしめているそうした側面を今後も維持するための戦いは、国の未来にとっても非常に重要だ。市長としてそのことを伝えていくのは胸躍る仕事だと思う。
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