最新記事

感染第4波

東京都15日のコロナ新規感染729人 モニタリング会議「変異株急増、爆発的感染拡大のおそれ」

2021年4月15日(木)21時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

東京都は15日、都内で新たに729人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。グラフは今年1月以降の新規陽性者数の推移。

東京都は15日、都内で新たに729人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

昨日の591人から138人の増加。また先週の木曜8日の545人から184人もの増加で、これは2月4日の734人以来の多さで、度目の緊急事態宣言解除後では最多となった。

7日間移動平均の新規陽性者数では523.4人で前週比122.6%に増加。感染状況はリバウンドを越えて感染第4波に突入しつつある。

この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:24人(約3%)
10代:34人(約5%)
20代:203人(約28%)
30代:145人(約20%)
40代:122人(約17%)
50代:96人(約13%)
60代:36人(約5%)
70代:31人(約4%)
80代:27人(約4%)
90代:11人(約2%)
となっている。また65歳以上の高齢者は83人となっており、全体の11%を占めている。

一方、重症者は前日と同じく41人で変わらず。

これで東京都内で確認された陽性者の累計は128,114人となった。

モニタリング会議「変異株が急増、爆発的感染拡大のおそれ」

こうしたなか、東京都は15日午後、感染対策のモニタリング会議を行った。

感染発生状況について専門家は「現在の新規陽性者数の増加比約120%が継続すると、2週間後には1.44倍の約680人/日、4週間後(ゴールデンウィーク後)には2.07倍の約980人/日の新規陽性者が発生することになる。新規陽性者数の増加比は、既に人流が増加していること、変異株による陽性者が著しく増加していること等により、さらに上昇することが危惧される」と指摘。

とりわけ、感染増加の要因として「N501Yの変異株と判定された件数は、4月14日時点までの累計396件、国立感染症研究所の検査で判明した12件を加えると合計408件で、前回時点の合計149件に比べ著しく増加している。N501Y変異株は、感染力が強いことから全国的に広がりを見せており、爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要である」として、変異ウイルス検査数を増やしていく方針を確認した。

一方、医療提供体制については「検査陽性者の全療養者数は、前回4月7日時点の3,821人から4月14日時点で4,148人と増加傾向が続いている。N501Y変異株の重症化率は従来株より高いとの報告もあり、急速な感染拡大に備え、早急に対策を検討する必要がある」との指摘がなされた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

エリオット、LSEG株大量取得か 自社株買いなど協

ワールド

香港活動家の父親に有罪判決、娘の保険契約巡り基本法

ビジネス

中国1月自動車販売19.5%減、約2年ぶり減少幅 

ワールド

米下院、トランプ関税への異議申し立て禁止規定を否決
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 3
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トランプには追い風
  • 4
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    崖が住居の目の前まで迫り、住宅が傾く...シチリア島…
  • 7
    一体なぜ? 中国でハリー・ポッターの「あの悪役」が…
  • 8
    変わる「JBIC」...2つの「欧州ファンド」で、日本の…
  • 9
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 10
    衆院選で吹き荒れた「サナエ旋風」を海外有識者たち…
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中