最新記事

人種差別

アジア系への暴力や嫌がらせが増加、米女優オリビア・マンら立ち上がる

Olivia Munn Speaks Out Amid Rise in Anti-Asian Attacks: 'We Need to Help"

2021年2月22日(月)17時47分
ニコール・フォラート

カリフォルニア州選出のテッド・リウ下院議員(民主党)は声明で「暴力は何もないところからいきなり発生したりはしない」と述べた。

「何カ月もの間、偏見や激しい感情がかき立てられて発生する。それがまさに(ドナルド・トランプ)前大統領のやったことだった。彼は人種差別的な表現を用いて、何カ月も何カ月もアジア系アメリカ人社会に対する偏見や激しい感情をかき立てた。そういうことがあると、一部のアメリカ人はアジア系アメリカ人社会に敵対的になる。前大統領は、言葉は人を殺しうることを示した。彼の言葉によってすでに人が死んでいる」

ストップAAPIヘイトは報告書の中で、大統領や議員など選挙で選ばれて公職に就いた人々による敵対的な発言が、アジア系に対する差別やヘイトの急増に「はずみ」をつけたと指摘している。トランプ前大統領が新型コロナウイルスのことを繰り返し「中国ウイルス」とか「中国インフルエンザ」と称したのもその1例だという。

またストップAAPIヘイトは、トランプ支持者は同じようなメッセージを出し続けていると指摘している。例えばケリー・ローフラー前上院議員(共和党)は「忘れるな、中国はこのウイルスをわれらがトランプ大統領と大統領夫人にもたらした。連中に責任を取らせなければならない」とツイートした。

ヘイト対策の大統領令を出したバイデン

ジョー・バイデン大統領は1月26日、アジア系の人々に対する「扇動的で外国人嫌悪的な発言」を非難する覚書に署名した。

「バイデン大統領はアジア系アメリカ人社会に対する差別やヘイト行為を懸念している。だからこそアジア系への差別を非難し対策を求める大統領令に署名した理由だ。身体的な攻撃も言葉による攻撃も、いかなる形の攻撃も認められない」と、ホワイトハウスのジェニファー・サキ報道官は8日、記者団に述べた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市首相、応援演説で円安メリットに言及 米関税のバ

ワールド

米政府機関の一部が閉鎖、短期間の公算 予算案の下院

ビジネス

中国1月製造業PMIが50割れ、非製造業は22年1

ワールド

トランプ氏、労働統計局長にベテランエコノミスト指名
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 2
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 6
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 7
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中