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米ウィスコンシン州のデモ隊銃撃でトランプが米軍を召集

Trump Sending Federal Troops to ‘Restore Law and Order’

2020年8月27日(木)15時30分
メーガン・ルース

知事は24日のデモの警備で、地元警察を支援するために州兵の出動を要請したが、警備の目的はあくまで重要なインフラを守ることであり、平和的な抗議運動やメディアの取材活動を妨害してはならないと釘を刺した。

24日に暴力が吹き荒れたため、25日にはケノーシャに投入する州兵を250人に増員。それでも銃撃事件が発生したため、その2倍の州兵が派遣されることになったとみられる。

記者発表によると、知事は容疑者逮捕の知らせを受けて、銃撃の「責任は厳しく追及されるべきだ」と述べ、デモ参加者に平和的な抗議に徹するよう改めて呼びかけた。

「私たちが目指すのは、ジェイコブ・ブレークをはじめ、公正な扱いを受けるべき多くの人たちのために、州と国の法執行機関がより公正かつ公平で、きちんと説明責任を果たすよう改革を進めることだ。混乱を起こそうとする少数の過激派の憎悪に満ちた行為によって、本来の目的から目を逸らされてはならない」と、知事は州民に訴えた。「お互いに持てる力、地域の力を引き出して、共に手を携えて州の秩序を立て直し、改革を進めていこうではないか」

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