最新記事

SNS

ツイッター、トランプ長男のアカウント制限 コロナめぐる投稿削除も

2020年7月29日(水)12時07分

米ツイッターは28日、トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏のアカウントへのアクセスを12時間制限したと明らかにした。ジュニア氏の投稿が、新型コロナウイルス関連の誤情報防止に関する同社のポリシーに違反する内容だったと説明した。写真はアリゾナ州フェニックスで6月撮影(2020年 ロイター/CARLOS BARRIA)

米ツイッターは28日、トランプ大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏のアカウントへのアクセスを12時間制限したと明らかにした。ジュニア氏の投稿が、新型コロナウイルス関連の誤情報防止に関する同社のポリシーに違反する内容だったと説明した。

ジュニア氏は前日、医師が抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」について説明する動画を投稿。ツイッターはこの動画が新型コロナの誤情報を巡る規則に違反しているとして削除した。

ジュニア氏の広報担当は、「医療専門家の見解を共有する上で、たまたまヒドロキシクロロキン反対派に意義を唱えた者をツイッターが黙らせるのは常軌を逸している」と述べた。

ツイッターの広報担当はロイターに対し、「われわれはアカウントを一時的に停止したわけではない」と語った。

問題の動画では、複数の医師が新型コロナ治療薬としてヒドロキシクロロキンの投与を推奨。感染防止のためにマスクを着用する必要性は低いとの見解を示している。

この動画は、他の人々によってフェイスブックとアルファベット傘下のユーチューブにも投稿されたが、いずれも新型コロナ関連の誤情報防止に関する両サイトのポリシーに違反するとして削除された。

米食品医薬品局(FDA)は先月、ヒドロキシクロロキンについて、新型コロナの治療効果に疑問があるとして、緊急使用認可を取り消した。トランプ大統領は、ヒドロキシクロロキンの使用を推奨し、自身も服用していることを明らかにしている。

ジュニア氏は28日遅く、FOXニュース・チャンネルのインタビューで「彼らは私のアカウントを検閲している。他の人々のアカウントも検閲している」と発言。「左派に有利なことを投稿する人にこのようなことは絶対に起きない。保守派だけに打撃を与えている」と述べた。

トランプ大統領は27日、問題の動画のリンクを含む投稿をリツイートしたが、ツイッターはこの投稿も削除した。ホワイトハウスのコメントは取れていない。

トランプ大統領は、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長の対応を批判するコンテンツもリツイートしたが、同所長は28日、「いかなる状況下であれ、米国民を誤った方向に導いたことはない」と反論した。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・新型コロナウイルス、患者の耳から見つかる
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・がんを発症の4年前に発見する血液検査
・韓国、コロナショック下でなぜかレギンスが大ヒット 一方で「TPOをわきまえろ」と論争に


20200804issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年8月4日号(7月28日発売)は「ルポ新宿歌舞伎町 『夜の街』のリアル」特集。コロナでやり玉に挙がるホストクラブは本当に「けしからん」存在なのか――(ルポ執筆:石戸 諭) PLUS 押谷教授独占インタビュー「全国民PCRが感染の制御に役立たない理由」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イランの「黒い雨」、WHOが健康被害を警告 

ワールド

欧州委員長、原発縮小は「戦略ミス」 化石燃料依存に

ワールド

G7、石油備蓄放出のシナリオ策定をIEAに要請=仏

ワールド

イスラエル外相「終わりのない戦争望まず」、終結時期
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開された皇太子夫妻の写真が話題に
  • 4
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 5
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 6
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 7
    身長や外見も審査され、軍隊並みの訓練を受ける...中…
  • 8
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 9
    トランプも無視できない? イランで浮上した「危機管…
  • 10
    50代から急増!? 「老け込む人」に共通する体の異変【…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 5
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 8
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 9
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中