最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(28日現在)

2020年4月28日(火)19時35分

■韓国、4月の消費者信頼感指数が11年超ぶり低水準

韓国銀行(中央銀行)が28日発表した4月の消費者信頼感指数は70.8と、前月の78.4から低下し、2008年12月の67.7以来11年超ぶりの低水準となった。2003─2019年の長期平均である100を下回った。

■アルゼンチン、全民間旅客便の航空券販売を禁止 コロナ対策強化

アルゼンチン政府は27日、同国発着の国際路線と国内線を含む全ての民間旅客便の航空券販売を9月まで禁止すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大を抑止するための渡航制限としては世界で最も厳しい部類に入り、航空業界からは抗議の声が出ている。

■米複数州がコロナ制限緩和、中西部オハイオ・ミシガンで対応に相違

米国で新型コロナウイルス感染拡大で休止状態にある経済活動再開に向けた動きが複数の州で強まっている。オハイオ州のデワイン知事はこの日、経済再開に向けた「最初のステップ」を公表した。一方、ミシガン州のウィットマー知事は、「人為的な日程」には縛られないと強調し、同じ中西部でも異なる対応が表面化した。

■米国債緊急支援巻き戻しでテーパー・タントラム再燃の恐れも

米国で新型コロナウイルス感染の流行が峠を越し、市場流動性が改善していくのに伴って、連邦準備理事会(FRB)が米国債市場に対する支援を徐々に引き揚げることになれば、長期債の投資需要が冷え込み、長期金利を押し上げてしまう恐れがある。

■アイルランド、行動規制緩和する状況でない=コロナ対策チーム

アイルランドの新型コロナウイルス対策チームのトップ、トニー・ホールデン氏は27日、国内のウイルス感染状況が今週中に改善しない限り、5月5日に行動規制を緩和することは適切でないとの考えを示した。

■ポルトガルが封鎖の緩和模索、警戒は継続

ポルトガルのコスタ首相は27日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(封鎖)を近く緩和する可能性があると明らかにした。ただ、医療用防具の広範囲な使用が不可欠であり、状況が悪化すれば再強化も否定しないと述べた。

■米中小企業向け支援、申請受け付け再開直後に技術的な問題発生

米中小企業庁(SBA)は27日、中小企業の給与保護プログラム(PPP)を再開したが、銀行による融資の認可申請を先着順に受け付けるシステムに土壇場で変更を加えたことが原因で技術的な問題が発生し、混乱に見舞われた。

■スウェーデン中銀、28日は金利据え置きか

ロイター調査によると、スウェーデン中央銀行は28日の定期会合で政策金利のレポ金利を0%に据え置く可能性が高い。ただ一部のエコノミストは、利下げ以外の追加的な緩和措置を行うと予想している。

■米加州、週末のビーチに人が殺到 知事は制限措置の執行強化を表明

米カリフォルニア州のニューサム知事は27日、週末に多くの人がビーチに詰め掛けたとして、新型コロナウイルスに関連した公衆衛生上の制限措置の執行を強化すると述べた。

■スペイン、外出規制の一段の緩和に向け準備

スペイン当局は27日、新型コロナウイルス感染防止のために導入した厳しい外出規制の一段の緩和に向けた準備を進めた。26日からは子どもの屋外活動が6週間ぶりに制限付きで許可されたが、ルールが守られていないとの指摘も出ている。

■中国は新型コロナの拡大阻止可能だった、米は調査中=トランプ氏

トランプ米大統領は27日、中国は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を阻止することができたはずだとの見方を示し、米国は中国の対応について「本格的な調査」を行っていると述べた。

■米国内の学校、多くが間もなく再開へ=トランプ大統領

トランプ米大統領は27日、新型コロナウイルス感染防止のために休校となっている国内の学校について、間もなく多くが再開するとの見方を示した。

■米CVSやウォルグリーン、新型コロナ検査拡充 需要増に対応

米ドラッグストア大手のCVSヘルスとウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは27日、COVID─19(新型コロナウイルス感染症)の検査体制を拡充する計画を明らかにした。需要の増加に対応する。


【関連記事】
・欠陥マスクとマスク不足と中国政府
・ベルギーの死亡率が世界一高いといわれる理由、ポルトガルが低い理由......
・東京都、新型コロナウイルス新規感染が112人確認 都内合計4000人を突破
・新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(28日現在)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英中銀が金利据え置き、総裁「状況は正しい方向」 利

ビジネス

FRB「市場との対話」、専門家は高評価 国民の信頼

ワールド

ロシア戦術核兵器の演習計画、プーチン氏「異例ではな

ワールド

英世論調査、労働党リード拡大 地方選惨敗の与党に3
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:岸田のホンネ
特集:岸田のホンネ
2024年5月14日号(5/ 8発売)

金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口......岸田首相がニューズウィーク単独取材で語った「次の日本」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 2

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必要な「プライベートジェット三昧」に非難の嵐

  • 3

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 4

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 5

    休養学の医学博士が解説「お風呂・温泉の健康術」楽…

  • 6

    「自然は残酷だ...」動物園でクマがカモの親子を捕食…

  • 7

    この夏流行?新型コロナウイルスの変異ウイルス「FLi…

  • 8

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 9

    ロシア軍兵舎の不条理大量殺人、士気低下の果ての狂気

  • 10

    上半身裸の女性バックダンサーと「がっつりキス」...…

  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 2

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 5

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 6

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 7

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 8

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 9

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 10

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 7

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 8

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中