ガザ支援の民間船舶に無人機攻撃、NGOはイスラエルを非難

パレスチナ自治区ガザへの人道支援物資と活動家を乗せた船舶が2日朝、マルタ沖の公海上で無人機(ドローン)による攻撃を受けたと船舶を運航するNGOが発表した。攻撃を受けた船舶への消火作業、マルタ政府の提供写真(2025年 ロイター)
[バレッタ 2日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザへの人道支援物資と活動家を乗せた船舶が2日朝、マルタ沖の公海上で無人機(ドローン)による攻撃を受けたと船舶を運航するNGOが発表した。
国際的NGO「自由船団連合」は、所属船舶で火災が発生している映像を公開し、イスラエル軍による攻撃だと非難した。声明でイスラエルはガザの封鎖や公海上での民間船舶への攻撃といった国際法違反について説明しなければならないと訴えた。
イスラエル外務省はコメントの求めに応じていない。
マルタ政府によると、同国の海事当局は現地時間2日未明に船舶から火災を知らせる遭難信号を受信した。同船舶には乗組員12人と民間人4人が乗船していた。近くにいたタグボートが現場に向かい消火に当たり、マルタの巡視船も派遣された。数時間後に乗船者全員の無事が確認され、船体の安全も確保されたという。
自由船団連合は、イスラエルによるガザ封鎖の解除を目的として活動しており、今回の任務には21カ国以上からのボランティアがマルタに集まっていた。