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感染症フランス、新型コロナウイルス死者2.2万人に迫る 増加ペースは鈍化

フランス保健当局は23日、新型コロナウイルス感染症による死者が516人増え、計2万1856人になったと発表した。シュレーヌで3月撮影(2020年 ロイター/Christian Hartmann)
フランス保健当局は23日、新型コロナウイルス感染症による死者が516人増え、計2万1856人になったと発表した。しかし、死者の増加ペースは2.4%と、前日までの2日間の2.6%から鈍化し、先週の4%強を大きく下回っている。
フランスの死者数は欧州でイタリア、スペインに次いで3番目に多い。
イタリアの死者は累計2万5549人。過去2週間の増加ペースは1.8─2.8%となっている。
スペインの死者数は2万2157人。状況は安定化しつつある兆候を示しているものの、この1週間なお2%強での増加ペースが続いている。
フランスの新型コロナ感染症による入院者数は9日連続で減少。集中治療室(ICU)で治療を受けている患者数も15日連続で減少し、明るい兆しを示している。感染者は累計12万0804人と、前日から1.4%(1653人)増加。疑い例を含む感染総数は15万8183人で、前日から1.5%(2323人)増えた。

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