最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(22日現在)

2020年4月22日(水)12時11分

■米上院、約5000億ドルの新型コロナ対策第4弾を可決 中小企業を支援

米上院は、4840億ドルの新型コロナウイルス追加対策法案を21日に全会一致で可決した。法案は下院に送られ、23日に採決される見通し。トランプ大統領は迅速な法案成立を要請している。

■アングル:ズーム爆弾の脅威、ビデオ会議アプリの賢い選択法

ビデオ会議アプリの利用が急増している。新型コロナウイルス危機で何百万人もが家に封じ込められているためだ。これは同時に、セキュリティーやプライバシーの問題、さらには新語の「ズーム爆弾」、つまり招待されていないユーザーがビデオ会議に乱入してぶちこわしにする行為を巡って、疑問符を突き付けている。

■メキシコ中銀が0.5%利下げ、308億ドル規模の流動性支援策も発表

メキシコ中央銀行は21日、臨時の金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%ポイント引き下げ6.00%にすることを全会一致で決定した。また、最大7500億ペソ(308億ドル)規模の流動性・貸出支援策も発表した。新型コロナウイルス流行の影響を受けた経済を支援する。

■イラン大統領、コロナ対策でロシアと協力強化 貿易継続も訴え

イランのロウハニ大統領は21日、プーチン・ロシア大統領と電話会談し、両国は新型コロナウイルス対策で協力を強化するとともに、貿易を継続する必要があるとの考えを伝えた。イラン大統領府のウェブサイトが明らかにした。

■米TI、第1四半期は予想上回る 第2四半期は新型コロナが影響へ

米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)が21日発表した第1・四半期決算は、市場予想を上回った。一方、新型コロナウイルス感染拡大により半導体業界が大きな打撃を受ける見通しとなる中、第2・四半期の売上高と利益の予想レンジ下限は、市場予想を下回った。

■米、少数の州が経済活動の一部再開決める デモが影響

米南部ジョージアやサウスカロライナなど少数の州知事は21日、経済活動を一部再開する方針を示した。新型コロナ感染抑止のための行動制限を早期に解除するよう求める市民のデモが決断を促した格好だ。だが、保健当局は経済再開を急げば、感染が再び拡大すると警告する。

■新型コロナ第2波、米国で今冬に到来 より大きな影響も=CDC局長

米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド局長は21日、新型コロナウイルス感染拡大の第2波が今年の冬に米国を襲う見通しで、インフルエンザの季節と重なるため、今回よりも大きな影響が及ぶ可能性があると警告した。

■中国、豪州議員が「米国のまね」 新型コロナ巡る批判に反論

オーストラリアの議員らが新型コロナウイルス流行への初期対応を巡り中国を批判したことを受け、中国側はこの議員らが米国をまねて、中国に政治攻撃を仕掛けていると反論した。

■トランプ政権、移民の入国を60日間停止へ 永住希望者対象が対象

トランプ米大統領は21日、移民の入国を一時的に停止する大統領令に22日にも署名すると表明した。永住希望者を対象に60日間適用し、その後に延長を含め再評価するとした。

■コロナ関連措置、食料供給阻害すべきではない=G20農相

主要20カ国・地域(G20)の農業・食料担当相は21日、緊急テレビ会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための緊急措置が、世界の食料サプライチェーンに大きな影響を与えるべきではないとの認識で一致した。


【関連記事】
・「ストックホルムは5月には集団免疫を獲得できる」スウェーデンの専門家の見解
・日本がコロナ死亡者を過小申告している可能性はあるのか?
・アメリカの無関心が招いた中国のWHO支配
・シンガポール、新型コロナ感染1日で1426人と急増 寮住まいの外国人労働者間で拡大

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

岸田首相、「グローバルサウスと連携」 外遊の成果強

ビジネス

アングル:閑古鳥鳴く香港の商店、観光客減と本土への

ビジネス

アングル:中国減速、高級大手は内製化 岐路に立つイ

ワールド

米、原発燃料で「脱ロシア依存」 国内生産体制整備へ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS攻撃「直撃の瞬間」映像をウクライナ側が公開

  • 3

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を受け、炎上・爆発するロシア軍T-90M戦車...映像を公開

  • 4

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 5

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 6

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 7

    ロシア軍「Mi8ヘリコプター」にウクライナ軍HIMARSが…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    サプリ常用は要注意、健康的な睡眠を助ける「就寝前…

  • 10

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 5

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 6

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 7

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 10

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中