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米大統領予備選も新型コロナウイルスの影響 民主党、週末のイベント中止

2020年3月5日(木)11時40分

世界各地に感染が広がっている新型コロナウイルスが、米大統領選のキャンペーンにも影響を及ぼし始めた。ワシントン州では10日に予備選が予定されているが、同州の民主党は資金集めのために計画されていた今週末のイベントを中止した。ニューヨーク証取近くで撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

世界各地に感染が広がっている新型コロナウイルスが、米大統領選のキャンペーンにも影響を及ぼし始めた。ワシントン州では10日に予備選が予定されているが、同州の民主党は資金集めのために計画されていた今週末のイベントを中止した。

同州は新型ウイルスへの感染による死者が10人出ており、知事が大規模な集会を控えるよう呼び掛けていた。

同州の民主党は7日に予定していた夕食会を見送り、3日付の声明で、「われわれは今回の公衆衛生上の非常事態を深刻に受け止めている。ウイルスの感染拡大防止に向け、各自が役割を果たすよう求める」とした。

また、プラミラ・ジャヤパル下院議員は4日、健康上の懸念から、サンダース上院議員のための週末の選挙イベントに参加しない可能性があると明らかにした。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、「(感染を)懸念している。(ワシントン州は)すでに感染者が確認されており、この問題の震源地となっている」とし、他の州でも今後、検査開始に伴い、感染が確認されるだろうと指摘した。

民主党全国委員会のペレス委員長は、7月にウィスコンシン州ミルウォーキーで開催される民主党大会のウイルス対策について、連邦政府の保健当局と協議していることを明らかにした。同大会で、党の大統領候補が正式に決まる。

ペレス氏はCNNに対し「今後の状況を見守ることになるが、現在、連邦当局とそうした協議を行っている。準備は整うだろう」と語った。

[ロイター]


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