最新記事

香港デモ

香港、クリスマスイブの「静かな夜」集会デモに警察が催涙弾

2019年12月25日(水)00時43分

反政府デモが続く香港で、クリスマスイブの24日に各地でデモが行われた。一部で警察との衝突に発展し、警察がデモ隊に向け催涙弾を発射する事態となった。写真はデモ参加者。香港で23日撮影(2019年 ロイター/Lucy Nicholson)

反政府デモが続く香港で、クリスマスイブの24日に各地でデモが行われた。一部で警察との衝突に発展し、警察がデモ隊に向け催涙弾を発射する事態となった。

デモ隊はショッピングモールのほか人気の観光地で「静かな夜」集会の開催を計画。警察は問題が発生すれば介入すると警告していたが、多くの人が集まる尖沙咀地区に通じる道は閉鎖しないとしていた。今年は昨年とは異なりほとんどの道路は閉鎖されず、大掛かりな警官の配置も予定されていなかった。

ただ結局はクリスマスイブで賑わうショッピングモールや観光地に多くの警察官が配備され、一部でデモ参加者が警察に対し傘などを投げつけるなどし、衝突が発生。ショッピングモール周辺の道路のほか、高級ホテル「ザ・ペニンシュラ香港」などを占拠したデモ隊に対し警察が催涙弾を発射する騒ぎとなった。デモ参加者に対し銃を向ける場面もあったが、発射には至らなかった。

マスクなどを着用したデモ参加者は「香港の復活、われわれの時代の革命」、「香港の独立」などのスローガンを唱えながら、ショッピングモール内を行進。ケーブルテレビによると、九龍半島の旺角地区にあるショッピングモールでは警察がデモ参加者に向け唐辛子スプレーを噴霧した。

ネット上の抗議者フォーラムによると、デモ隊は尖沙咀地区で行進した後クリスマスイブのカウントダウンを行う予定。元旦には今年100万人超のデモ行進を組織した抗議団体が再びデモを計画している。

香港の反政府デモは一時と比べると規模は縮小しているものの、デモが過激化した6月以降、6000人以上が逮捕されている。

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官はフェイスブックに、香港市民に「平和で安全なクリスマスを」と投稿した。

*情報を追加しました。

[香港 24日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

独IFO業況指数、2月予想以上に上昇 現況・先行き

ワールド

カナダ首相、インド・オーストラリア・日本を訪問へ 

ビジネス

「メード・イン・ヨーロッパ」計画の発表1週間延期、

ワールド

米EU貿易協定に承認手続き延期論、違憲判決受け欧州
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 3
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中小企業の「静かな抵抗」
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    ペットとの「別れの時」をどう見極めるべきか...獣医…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中