最新記事
朝鮮半島北朝鮮、米国と非核化協議9月下旬に再開と表明 一方で新たに飛翔体発射

聯合ニュースによると、北朝鮮が飛翔体2発を発射した。2018年4月撮影(2019年 ロイター/Kim Hong-Ji)
韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が10日朝、平安南道から東に向けて飛翔体2発を発射したと明らかにした。
北朝鮮は9日、米国との非核化協議を今月下旬に再開する意向があると表明したばかり。
北朝鮮の飛翔体発射は、金正恩朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領が6月に南北の非武装地帯にある板門店で会談し、実務者協議の再開で合意して以降8回目。
トランプ政権高官は「北朝鮮の飛翔体発射に関する報道は承知している。状況を引き続き注視し、周辺同盟国と緊密に連携している」と述べた。
北朝鮮はこれまでに、新型兵器の開発は自国の安全保障に対する軍事的脅威や圧力に対抗するためとしてきた。
しかし、アナリストは相次ぐ飛翔体発射について、米国との具体的な合意がない状態で北朝鮮の軍事力強化が可能になっている状況を浮き彫りにしていると指摘する。
日本の防衛省は10日、「わが国の領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されておらず、現時点でわが国の安全保障に直ちに影響を与えるような事態は確認されていない」とのコメントを発表した。
韓国大統領府は、10日の飛翔体発射について国家安全保障会議を開いていると明らかにした。
*内容を追加します。


※9月17日号(9月10日発売)は、「顔認証の最前線」特集。生活を安全で便利にする新ツールか、独裁政権の道具か――。日常生活からビジネス、安全保障まで、日本人が知らない顔認証技術のメリットとリスクを徹底レポート。顔認証の最先端を行く中国の語られざる側面も明かす。

アマゾンに飛びます
2025年5月20日号(5月13日発売)は「2029年 火星の旅」特集。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら