最新記事
中東リビア首都近郊を武装組織が空爆 移民収容所で少なくとも44人死亡

国連によると、リビアの首都トリポリ郊外にある移民収容施設が2日遅くに空爆を受け、少なくとも44人が死亡、130人以上が負傷した。写真は空爆を受けた収容施設で荷物を運び出す移民たち。トリポリで撮影(2019年 ロイター/Ismail Zitouny)
国連によると、リビアの首都トリポリ郊外にある移民収容施設が2日遅くに空爆を受け、少なくとも44人が死亡、130人以上が負傷した。
リビア東部の民兵組織「リビア国民軍(LNA)」が3カ月前に首都奪還を目指して地上と空からの攻撃を開始して以来、公式発表の犠牲者としては最悪の数字となった。
この施設には、主にアフリカ系の移民が収容されていた。
施設は軍のキャンプに隣接しており、5月にミサイルが近くに落下して移民が負傷したことから、国連難民機関は施設を移転するよう呼び掛けていた。
収容されていた移民たちは、空爆で部分的に破壊された施設に取り残されているという。
リビア担当の国連特使は、戦争犯罪に値するとして空爆を非難した。


アマゾンに飛びます
2025年5月20日号(5月13日発売)は「2029年 火星の旅」特集。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら