最新記事
ウィキリークス

アサンジは死刑になるのか、ならないのか

Will Julian Assange Face The Death Penalty?

2019年4月12日(金)15時40分
シェイン・クラウチャー

アサンジの弁護士ジェニファー・ロビンソンはツイッターで、米当局の令状によると、元米軍兵士でイラク戦争の機密情報や外交公電を大量に漏洩させたチェルシー・マニングとアサンジが共謀したという容疑になっていると明らかにした。

さらに米司法省は11日、アサンジの容疑について、米政府の機密文書や機密連絡に使われているネットワークに、マニングがパスワードを破って不法に侵入したことを手助けした共謀罪だと発表した。

司法省は、マニングがダウンロードした機密文書をウィキリークスに渡し、それが公開されたと見ている。

報道発表の中で司法省は、「マニングはパスワードを破り、自分のものではないユーザーネームでコンピューターにログインした。こうした不法な手法によって捜査当局が違法な機密漏洩の情報源を特定することはより困難になった。マニングとアサンジは共謀の間、機密情報の引き渡しに関して常に連絡を取り合っていた」と説明している。

さらに「アサンジはマニングにもっと情報を提供するよう働きかけた。マニングが『これが入手したすべてだ』と伝えると、アサンジは『私の経験では、好奇心の目が乾くことはない』」と返答した」と容疑の詳細を明かした。

「国際法違反」とウィキリークスは非難

アサンジは2012年、スウェーデンでの女性に対する性的暴行容疑で英警察に逮捕されたが、保釈中にアメリカへの身柄移送を恐れてロンドンのエクアドル大使館に亡命を求めた。現在残っている容疑の一部も2020年に時効になるが、アサンジが今スウェーデンに戻れば、事件捜査が再開される可能性がある。

約7年間アサンジを保護した後、亡命許可を取り消したエクアドルのモレノ大統領は「大使館内でのアサンジの態度に我慢がならなかった」とコメントしている。

ウィキリークスは、アサンジを逮捕させたエクアドルの判断が「国際法違反」だと主張した。「アサンジは1人の息子、父親、兄弟で、いくつものジャーナリズム関連の賞を受賞している」

ニューズウィーク日本版 BTS再始動
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月31号(3月24日発売)は「BTS再始動」特集。7人の「完全体」で新章へ、世界が注目するカムバックの意味 ―光化門ライブ速報―

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、ロシアの攻撃で5人死亡 モルドバの送電

ワールド

ロシア、カスピ海へのイラン紛争波及を警戒=大統領府

ワールド

欧米の関係断絶、ウクライナ侵攻に匹敵 元に戻らず=

ビジネス

ユーロ圏総合PMI、3月速報は成長停滞 中東紛争で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」した──イスラエル首相
  • 4
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 5
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 6
    「胸元を強調しすぎ...」 米セレブ、「目のやり場に…
  • 7
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 8
    スウェーデン次期女王ヴィクトリア皇太子、陸軍訓練…
  • 9
    「買ったら高いじゃん?」アカデミー賞会場のゴミ箱…
  • 10
    イラン戦争、トランプを泥沼に引きずり込む「5つの罠…
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中