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米国、AIの軍事利用加速 ビッグデータ活用でミサイル発射の兆候察知へ

2018年6月11日(月)14時15分

「間違いは許されない」

AIの性能向上に取り組んでいる研究者の1人が、米国家地球空間情報局(NGA)で自動化やAIなどを担当するディレクターのウィリアム・「バズ」・ロバーツ氏だ。

ミサイル追跡で重要となる衛星画像分析の支援に向けた、政府によるAI開発の最前線にロバーツ氏は立っている。

NGAは昨年、AIを使って1200万点の画像をスキャンして分析したと発表。ロバーツ氏は、個別プログラムについては語らなかったが、AIを使って関心対象が存在するかを判断するという点で、同局の研究は進捗をみせていると語った。

国家安全保障上の潜在的な脅威を評価しようという努力の中で、NGAの研究者は、民間研究者とは異なるプレッシャーを受けている。

「われわれには間違いは許されない。AI、機械学習、コンピューターによる視覚認識などの点で、商業的には数多くの進捗が見られる。ただ民間では半分正解なら、それでいいのだ」とロバーツ氏は言う。

AIによるミサイル対策プログラムの要素が2020年代初頭には実用に耐えるものになると考える関係者もいるが、米国政府や議会からは、研究の取組みがまだまだ限定的だと懸念する声も聞こえてくる。

「ロシアと中国は確実に、この種の研究を進めている」と語るのは下院軍事委員会のマック・ソーンベリー委員長だ。「恐らく、いくつかの面では、われわれよりも多くの努力を注いでいるだろう」

(翻訳:エァクレーレン)

Phil Stewart

[ワシントン 5日 ロイター]


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