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EU、脱炭素産業「域内製」要件化 中国依存低減へ新法提案

2026年03月05日(木)10時30分

写真は中国とEUの旗のイメージ。2025年3月撮影。REUTERS/Dado Ruvic

Philip Blenkinsop Kate Abnett

[ブ‌リュッセル 4日 ロイタ‌ー] - 欧州連合(EU)の欧州委員​会は4日、域内の脱炭素関連産業の競争力強化に向け⁠た取り組みを発表​した。脱炭素化を進めつつ、この分野で中国への依存を低減するのが狙い。

欧州委が提案した産業促進法(IAA)は、アルミニウムやセ⁠メント、鉄鋼の生産、ならびに風力タービン、電解装置、電気自動車(EV)⁠な​どの技術について、公共調達の対象となったり補助金を受けたりする場合に低炭素や「EU域内製」を要件としている。

IAAは、現在14%にとどまっている製造業の対域内総生産(GDP)比を2035年までに20%に引き上⁠げることを目標に掲げてい‌る。これにより今後5-10年間に自動車部門で生じ⁠得る60万人⁠の雇用喪失を食い止める一方、他の部門で約15万人の雇用を維持もしくは創出することを目指す。対象となる部門を合わせると域内製造業の15%程度に‌達する。

欧州委で産業政策を担当す​るステフ‌ァン・セジュ⁠ルネ副委員長​は記者会見で「何も手を打たなければ、近い将来、クリーン技術の100%が中国で生産されるようになるのは明らかだ。数年のうちに、われわれのセメントや鉄鋼‌などの産業が完全に海外移転してしまう可能性も十分にある」と述​べた。

IAAを巡っては、貿易相手⁠国が市場の閉鎖に動くとの懸念がある一方、米国や中国、ブラジル、インドなどの競合国​はすでに自国での調達に規則を設けており、EUも同様の要件を設けることは巨額の投資不足を埋めるのに役立つと支持する向きもある。

ロイター
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