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事件豪政府、神経剤攻撃で英に追随 ロシア外交官2人追放、W杯不参加も示唆
3月27日、オーストラリアのターンブル首相は、英国で起きたロシアの元スパイ暗殺未遂事件にロシアが関与したとして、2人のロシア外交官を追放すると表明した。写真は記者会見を行う同首相。キャンベラで撮影(2018年 ロイター/AAP/Lukas Coch)
オーストラリアのターンブル首相は27日、英国で起きたロシアの元スパイ暗殺未遂事件にロシアが関与したとして、2人のロシア外交官を追放すると表明した。
26日には米国が、欧州連合(EU)諸国に歩調を合わせて60人のロシア外交官を追放すると表明している。
ターンブル首相は声明を発表し、「英国、その他の同盟国やパートナーと共に、オーストラリアは先の英ソールズベリーにおける神経剤攻撃に対し行動を取る。2人のロシア外交官が未申告の諜報員と特定されたことから、オーストラリア政府はウィーン条約に基づき、身分と行動の不一致により2人を追放する」と説明した。
ビショップ外相によると、オーストラリアはこのほか、今年ロシアで開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)への参加拒否などの措置も講じる可能性がある。
同相は、首都キャンベラで記者団に対し「可能性のある行動としてはあらゆる選択肢がある。W杯ボイコットは、この問題に関連して取られる可能性のある行動の一つだ」と語った。
ただ、オーストラリア・サッカー連盟は、W杯は計画通り行われるとしている。
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