最新記事

サイエンス

「最初のイギリス人」は浅黒い肌に縮れ毛だった 予想を覆すその容姿とは...

2018年2月7日(水)18時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

現代イギリス人のイメージは白い肌に青い瞳だけど… bowie15-iStock.

<DNA解析で明らかになった1万年前の「最初のイギリス人」が、想像と違いすぎて欧州メディアが続々報道>

チェダーチーズ発祥の地、イギリスのサマセットにあるチェダー渓谷の洞窟で見つかった最古の完全な人骨「チェダーマン」。先ごろ、ロンドン自然史博物館とロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)の研究チームによって、9000年前に生きていた「チェダーマン」の容姿が復元された。

復元のカギとなったのは、人骨から採取されたDNAの「かけら」。英ガーディアンによると、頭蓋骨に開けた2ミリの穴から骨粉が採取され、完全なゲノムを抽出できた。それを手がかりに現代のチェダー住民のゲノムを照らし合わせながら、復元にこぎつけたという。

現代イギリス人とはかけ離れたイメージ

復元されたイメージについて複数の欧米メディアは「旧石器時代のアフリカ人の傾向が強かった」と報じている。特に、青い瞳と浅黒い肌の組み合わせに注目しており、「(その組み合わせは)想像できないものではないが、現代では非常に珍しい」と同博物館の人類進化研究室に所属するクリス・ストリンガー教授は指摘する。

(今回発表された、チェダーマンの復元イメージ)


「チェダーマン」が発見されたのは1903年のこと。身長165センチメートルの10本の良い歯を持つ男性で、20代前半で死亡。彼らの部族は動物の皮で作ったテントに住み、狩猟犬と弓矢を使いシカやイノシシを獲りながら生活していたことがわかっていた。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

中国外相、イラン指導者殺害や体制転換の扇動「容認で

ワールド

OPECプラス8カ国、4月に増産開始で合意 イラン

ワールド

イラン首都照準に2日目攻撃、トランプ氏は反撃に警告

ワールド

プーチン氏、ハメネイ師殺害は道徳規範と国際法に違反
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作曲家が「惨めでもいいじゃないか」と語る理由
  • 4
    「本当にテイラー?」「メイクの力が大きい...」テイ…
  • 5
    【銘柄】「三菱重工業」の株価上昇はどこまで続く...…
  • 6
    米・イスラエルの「イラン攻撃」受け、航空各社が中…
  • 7
    【銘柄】「ファナック」は新時代の主役か...フィジカ…
  • 8
    「高市大勝」に中国人が見せた意外な反応
  • 9
    今度は「グリンダが主人公」...『ウィキッド』後編の…
  • 10
    最高指導者ハメネイ師死亡(イラン発表)、トランプ…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 7
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中