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米メキシコ湾岸製油所、ハリケーンの洪水で停止相次ぐ 米燃料価格が急上昇

2017年8月29日(火)07時48分

8月28日、米メキシコ湾岸ではハリケーンから熱帯低気圧に変わった「ハービー」による大規模な洪水の影響で稼動を停止する製油所がさらに増え、米国の製油能力の13%超が停止状態となった。テキサス州で撮影(2017年 ロイター/Jonathan Bachman)

米メキシコ湾岸では28日、ハリケーンから熱帯低気圧に変わった「ハービー」による大規模な洪水の影響で稼動を停止する製油所がさらに増え、米国の製油能力の13%超が停止状態となった。これを受け、ガソリンなど燃料価格が急上昇した。

メキシコ湾岸ではハービーの影響で既にエクソンモービルがテキサス州ベイタウンの製油所を停止したほか、ボーモント製油所でも生産を縮小。バレロ・エナジーなどもこれまでに一部製油所の稼動を停止している。

関係筋によると、28日には新たにマラソン・ペトロリアムとライオンデルバセル・インダストリーズがテキサス州の製油所の生産を半分に削減した。

また、モティバ・エンタープライゼズが同州ポート・アーサーに保有する全米最大の製油所も、水位上昇を受けて停止を検討しているもようだ。

こうした中、米ガソリン先物相場は28日、7%高の1ガロン=1.78ドルと、2015年7月下旬以来の高値を付けた。

ハービーの影響で日量245万バレル分の製油能力が稼動停止となっている。

[ヒューストン 28日 ロイター]


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