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古代エジプト王は最古の巨人症!? 異常な高身長ミイラは187cm

2017年8月9日(水)17時40分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

巨人症の社会的地位も推測できる

古代エジプトでは、小人症の人々は神の力を持っていると信じられていた。中東情報サイト「step FEED」などによれば、小人症の人の多くがファラオに近い助手として働いていたと知られている。

では、巨人症についてはどうだったのか。今回見つかったミイラの埋葬の様子から、研究者は、「成人した後に、(身分が高い人たちが眠る)マスタバ墓に埋葬されたということは、当時の古代エジプトにおいて巨人症が社会的に疎外されることはなかったということだろう」としている。

巨人症のミイラとサクナート王が同一人物であるかどうかは「確信できない」と述べている。たとえ、サクナート王ではなかったとしても、上層階級の人物だった可能性が高いし、最も古い巨人症の症例として認められれば大きな価値がある発見だ。

【参考記事】ムかない男の美学
【参考記事】ファラオは現代でも笑い種

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