最新記事

サッカー

中国ネット配信大手、英プレミアリーグ放映権3年間7億ドルで獲得

2016年11月18日(金)18時57分

11月18日、関係筋が明らかにしたところによると、中国配信サービス大手PPTVは、2019/20年シーズンから3年間のイングランド・プレミアリーグの中国向け放映権を7億ドルで獲得した。写真はプレミアリーグの試合。6日撮影(2016年 ロイター/ Darren Staples Livepic)

 中国配信サービス大手PPTVは、2019/20年シーズンから3年間のイングランド・プレミアリーグの中国向け放映権を7億ドルで獲得した。関係筋が明らかにした。海外向けの放映権料としては過去最高の水準。同国でのサッカー人気の高まりが背景とみられる。

 PPTVは放映権獲得を認めたが、金額については明らかにしなかった。同社の広報担当者は「放映権獲得には成功したが、正式契約はまだ結んでいない」と説明した。

 2018/19シーズンまでの放映権は新英体育(スーパースポーツ・メディア)が保有しており、6年契約で10億元(1億4513万ドル)を支払ったと報じられている。

 プレミアリーグからは契約の確認を取れていない。

 PPTVは中国最大級のストリーミングサービスを提供しており、スペインのリーガ・エスパニョーラの放映権も保有。サッカー選手の養成施設に数十億ドルを投資しているほか、有名な海外選手を国内リーグに招へいしている。

 親会社である中国の小売大手、蘇寧雲商集団<002024.SZ>もサッカーへの投資をしており、6月にイタリアのインテル・ミラノの株式70%程度を約3億ドルで買収した。

 2014年の調査によると、中国国内のプレミアリーグファンは1億7000万人。国営メディアは、昨年、英国からの生中継を約3億5000万人が観戦したと報じた。

[シンガポール 18日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

パキスタンとアフガン、即時停戦に合意

ワールド

台湾国民党、新主席に鄭麗文氏 防衛費増額に反対

ビジネス

テスラ・ネットフリックス決算やCPIに注目=今週の

ワールド

米財務長官、中国副首相とマレーシアで会談へ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    ニッポン停滞の証か...トヨタの賭ける「未来」が関心呼ばない訳
  • 4
    ギザギザした「不思議な形の耳」をした男性...「みん…
  • 5
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 6
    大学生が「第3の労働力」に...物価高でバイト率、過…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「リンゴの生産量」が多い国…
  • 8
    【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」…
  • 9
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 7
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃を…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 10
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中