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自動車テスラ、生産中の全車種に完全自動運転可能にするハードウエアを搭載へ
10月19日、米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズは、「モデル3」を含む生産中のすべての車に完全自動運転向けの新ハードウエアを搭載する方針を示した。写真はチューリッヒで7月撮影(2016年 ロイター/Arnd Wiegmann)
米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズは19日、「モデル3」を含む生産中のすべての車に完全自動運転向けの新ハードウエアを搭載する方針を示した。
同社は声明で、新ハードウエアを搭載した「モデルS」と「モデルX」が既に生産中であることを明らかにした。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は記者向けの電話会見で、8台のカメラと12の最新センサー、処理能力を高めたレーダーを含む新ハードウエアの価格が8000ドルになると明らかにした。ただ、完全自動運転を可能にするソフトウエアはまだ試験段階にあると述べた。
同氏は、2017年末までにはロサンゼルスからニューヨークまでハンドルに「一度も触れることなく」完全運転する自動車が実現するとの見通しを示した。
旧車種については、オートパイロット(自動運転)ソフトを引き続き改良するが、新ハードウエアがなければ完全自動運転はできないと説明した。
また、新ハードウエア搭載車はオートパイロットで走る旧車種に比べて当初はステアリングとブレーキのアシスト機能が劣っているが、12月までに同じ水準にする計画だと語った。