最新記事

イラク

バグダッドのISIS自爆テロ死者292人に、イラク戦争以降最悪

2016年7月8日(金)17時34分

7月8日、イラク保健省は7日、首都バグダッドで3日に発生した自爆攻撃による死者数が292人に達したと発表した。写真はカラダの自爆攻撃跡。4日撮影(2016年 ロイター/Ahmed Saad)

 イラク保健省は7日、首都バグダッドで3日に発生した自爆攻撃による死者数が292人に達したと発表した。爆弾攻撃の死者数としては、2003年のイラク戦争開始以降、最悪となった。

 自爆攻撃は、イスラム教シーア派が多数を占める商業地区カラダで発生。負傷者は200人超。過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を発表した。

 また治安関係筋は、バグダッドの北に位置するシーア派の廟(びょう)近くで7日夜、3件の自爆攻撃が発生し、少なくとも35人が死亡、60人が負傷したと明らかにした。

 同筋によると、現地時間午後11時頃に男が廟の入り口で爆発物を付けたベルトを爆発させた後、銃で武装した数人が中に入り、イスラム教の断食月(ラマダン)明けの祝祭で集まっていた礼拝者らに向けて発砲し始めた。武装勢力のメンバーのうち少なくとも1人が自爆し、別のメンバーはベルトを爆発させる前に警備員に射殺されたという。

 ISは7日夜の攻撃についても犯行声明を発表し、爆発物を付けたベルトを着用した3人が自爆攻撃を行ったとした。

[バグダッド/ティクリート(イラク) 8日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

豪家計支出、1月は上向くもさえず 利上げ控え慎重姿

ワールド

ベネズエラ、近く鉱業改革実行へ 暫定大統領が米内務

ワールド

ドイツ情報機関、ロシアが戦争の真の経済的コスト隠蔽

ワールド

中国、中東紛争仲介へ特使派遣 外相がサウジ・UAE
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    戦術は進化しても戦局が動かない地獄──ロシア・ウク…
  • 10
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中