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北朝鮮、トランプからの金正恩会談提案「選挙の宣伝」

2016年5月24日(火)10時12分

 5月23日、北朝鮮高官は、米大統領選で共和党候補指名を確実にしたドナルド・トランプ氏(写真右)が金正恩朝鮮労働党委員長との会談に前向きな姿勢を示したことについて、選挙特有の「プロパガンダか宣伝」として否定的な考えを示した。資料写真。金委員長の写真はKCNA提供(2016年 ロイター/KCNA handout via Reuters/File Photo & REUTERS/Lucas Jackson/File Photo)

北朝鮮高官は、米大統領選で共和党候補指名を確実にしたドナルド・トランプ氏が金正恩朝鮮労働党委員長との会談に前向きな姿勢を示したことについて、選挙特有の「プロパガンダか宣伝」として否定的な考えを示した。

トランプ氏は17日、ロイターとのインタビューで、北朝鮮の核開発阻止を目的に、「彼(金氏)と話すことに何の異存もない」と発言している。

北朝鮮の国連大使を務めるSo Se Pyong氏はロイターに対し、最終的な決定は金氏次第としながらも、「トランプ氏の考えはナンセンス」と一蹴。大統領選特有のジェスチャーだと指摘した。

また北朝鮮は、核問題を話し合う6カ国協議に復帰する用意があるとあらためて主張。中国とロシアはこれに賛同しているが、日韓米の3カ国が拒否していると話した。

さらに「責任ある核保有国として、先制攻撃は行なわない」とし、米国が核兵器を使用すれば、北朝鮮も使用しなければならないと話した。

*写真を差し替えて再送します。



[ジュネーブ 23日 ロイター]


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