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韓国韓国総選挙の開票進む、与党セヌリ党は過半数割れの見通し

4月13日、韓国の総選挙で、朴槿恵大統領の与党セヌリ党は過半数議席を確保できない見通しとなった。写真はソウルのセヌリ党本部(2016年 ロイター/Jung Yeon-je)
韓国で13日に投開票された総選挙で、朴槿恵大統領の与党セヌリ党は過半数議席を確保できない見通しとなった。
これにより、朴政権が景気支援や雇用創出に向けた法案の成立を目指す際の議会承認が難航する可能性がある。
セヌリ党は当初、議会(定員300)の過半数を制するとみられていた。
しかし、選挙管理当局の開票速報に基づく韓国放送公社(KBS)の1500GMT(日本時間14日午前0時)時点の予想では、開票率約70%の段階で、セヌリ党の獲得議席数は125議席前後にとどまる見通し。
最大野党「共に民主党」は119議席、新党「国民の党」は39議席を獲得するとみられ、その他の議席は無所属と左派系の少数政党が占める見通し。
他の放送局と聯合ニュースもセヌリ党の過半数割れを予想している。
セヌリ党は声明で「選挙結果を謙虚に受け止める。国民の間に失望と非難が渦巻いているときに国民の心をうまく読めなかった」とした。
今回の結果は、朴大統領にとって痛手となり、2017年の大統領選で与党が勝利する可能性を大きく低下させた。
