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ミャンマー総選挙

アウン・サン・スー・チー率いる野党が議席7割強獲得で政権交代へ

軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)も敗北を認め、いよいよ民主化が進むか

2015年11月10日(火)11時06分

11月9日、ミャンマーで8日に実施された2011年の民政移管後初の総選挙で、アウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)が70%以上の議席を獲得する見通しとなっている。写真は勝利を祝うNLDの支持者ら。(2015年 ロイター/Soe Zeya Tun)

 ミャンマーで8日に実施された2011年の民政移管後初の総選挙で、アウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)は、独自集計の結果、7割以上の議席を獲得する勢いだと述べた。軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)も敗北を認めており、政権交代の可能性が出てきた。

 USDPのテイ・ウー党首代行はロイターに対し「われわれは敗北した」と語った。

 またNLDの広報担当者はロイターに対し、中部の人口密集地域で議席の9割以上を獲得する勢いだと述べた。

 こうしたなか、米ホワイトハウスのアーネスト報道官は、今回の選挙について、ミャンマー国民の勝利であり歓迎する意向を表明する一方、民主的な手続きを注意深く見守る考えを示した。

[ヤンゴン/ネピドー/ヒンタダ/ワシントン 9日 ロイター]

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