最新記事

サッカー

FIFA幹部逮捕は「米国の国外干渉」、プーチン大統領が非難

五輪に続いてW杯招致を狙うロシア大統領の発言

2015年5月29日(金)14時57分

[モスクワ 28日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は28日、国際サッカー連盟(FIFA)の幹部が米当局に起訴された問題について、米国は管轄外の問題に干渉していると非難した。また、ロシアには2018年のサッカーワールドカップ(W杯)を主催する権利があると強調した。

米司法省は27日、FIFAのジェフリー・ウェブ副会長ら9人を含む14人を贈収賄に関与したなどとして起訴。スイス司法当局はこのうち、ウェブ副会長らFIFA幹部7人を逮捕した。スイス当局はまた、2018年と22年のW杯開催地選定をめぐる不正の捜査を開始したと明らかにした。

プーチン大統領はFIFA幹部の逮捕について、5選を目指すゼップ・ブラッターFIFA会長(79)の再選を阻止するための「明らかな企て」だと指摘。そのうえで、ブラッター会長の再選を支持する考えを示した。会長選は29日に予定されている。

大統領は「問題が起きたとしても、米国の領土内で起きていない問題は米国には関係がない」とし、「自国の司法権を他国に適用しようとする(米国の)露骨な試みだ」と批判した。

ロシアにとって、昨年のソチ冬季五輪に続くW杯の開催は、ウクライナ問題をめぐり欧米諸国との関係が冷え込むなか、大国としての存在感を示す機会になる。

ロシアのムトコ・スポーツ相は28日、ロシア通信(RIA)に対し、2018年W杯の開催権を失う可能性はないと述べた。

プーチン大統領は、ブラッター会長がロシアの2018年W杯開催権はく奪を求める圧力にさらされてきたとし、米国が今回逮捕された容疑者の身柄引き渡しを求めたことも厳しく批判。米国家安全保障局(NSA)の情報収集活動を暴露し国外に逃れたエドワード・スノーデン容疑者の名を挙げ、「米国は自己中心的な目的を達成するために人々を違法に迫害する」と述べた。


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2015トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

再送-ヤマハ発、25年12月期の純利益予想を下方修

ワールド

商品市場が急落、次期FRB議長にウォーシュ氏指名で

ビジネス

みずほFG、10ー12月純利益は14%増の3299

ビジネス

みずほFG、自社株取得枠を3000億円に拡大 従来
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 3
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタリア建築家が生んだ次世代モビリティ「ソラリス」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    中国がちらつかせる「琉球カード」の真意
  • 6
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 7
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 8
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中