最新記事

書評

スパルタ母で何が悪い?

中国式の詰め込み教育を実践した中国系エリート母の子育て奮戦記に、アメリカの「甘い」親たちが猛反発

2011年1月27日(木)12時18分
リサ・ミラー

教育ママの復権か 自らを厳しい「母トラ」と任ずるチュアと子トラたち Courtesy of Penguin Press

 エール大学法科大学院の教授であるエイミー・チュアの電子メールの受信箱は今、理想の母親像をめぐる議論で「炎上」中。チュアが自らの中国式育児をありのままに書いた『戦う母トラへの賛歌』が育児ブログを書いている人々の間に一大センセーションを巻き起こしたのだ。

 1日に何通のメールが来るのかと聞くと、チュアは言った。「分からない。300? 600?」。多くは称賛や感謝のメールだというが、悪意に満ちたものも多い。「殺人予告もあったし『中国に帰れ、虐待モンスターめ』というのもあった」

『戦う母トラ』はチュアが夫(ユダヤ系アメリカ人)との間に生まれた2人の娘を、中国からの移民だった両親と同じやり方で育てた奮闘記だ。

 チュアの言う「中国式育児」とは子供をたくさんの規則で縛り、高い期待をかけ、時には残酷と思われるくらいに厳しくしつけることを意味する。指示したとおりにピアノを練習しなかった当時3歳の娘を極寒の戸外に立たせたり、チュアの誕生日に娘たちが作ったバースデーカードがいいかげんな出来だったからと叱り飛ばしたり──。...本文続く

──ここから先は1月26日発売の『ニューズウィーク日本版』 2011年2月2日号をご覧ください。
<デジタル版のご購入はこちら
<iPad版、iPhone版のご購入はこちら
<定期購読のお申し込みはこちら
 または書店、駅売店にてお求めください。

他にも
■「超マフィア国家チュニジアの悲劇」
■「『ちょいブス』はなぜモテる」など、読み応え満点の一冊です。
<最新号の目次はこちら

[2011年2月 2日号掲載]

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

パキスタン首相「停戦違反は和平損なう」、自制呼びか

ワールド

ヒズボラが攻撃停止か、イスラエルはレバノンで大規模

ワールド

停戦協議のイラン側キーマンにガリバフ国会議長、指導

ワールド

イラン海軍、ホルムズ海峡無許可通過の船舶「破壊する
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命防衛隊と消耗戦に
  • 4
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの…
  • 5
    キッチンスポンジ使用の思いがけない環境負荷...マイ…
  • 6
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 7
    アメリカとイランが2週間の停戦で合意...ホルムズ海…
  • 8
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 9
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 10
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 7
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 8
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 9
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 10
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中