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半導体

エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入った「最強ライバル」の名前

2026年2月5日(木)15時55分
真壁昭夫 (多摩大学特別招聘教授*DIAMOND Onlineからの転載)

火花を散らす半導体業界の最新状況

世界の半導体市場でエヌビディアが独り勝ちしている。2025年11月~26年1月業績(同社の第4四半期決算)は、売上高が前年同期比65%増の約650億ドル(約10兆2000億円)になる計画だ。これは、株式アナリストの事前予想平均(約620億ドル)を上回る。

市場調査では24年末、エヌビディアはAIチップ市場で80%のシェアを獲得した。また、25年4~6月期、AIの学習と推論に使用可能なGPUのシェアは、エヌビディアが88%から94%に拡大した一方で、米AMDは12%から6%に低下したとの試算もある。


この間、米インテルは、大手IT企業の要求に応えられるAIチップを供給できなかったようだ。インテルはAIブームに乗り遅れた。1990年代以降、同社はインターネット革命に対応し、米マイクロソフトのWindows OS対応の中央演算処理装置(CPU)で世界トップになった。ところが、その後のAIの流れに追いつけず競争力を失うことになった。

メモリー半導体分野でも、AI関連への対応力が、半導体関連企業の優勝劣敗を分けた。韓国のSKハイニックスは、エヌビディアのAIチップの演算スピードに対応した、広帯域メモリー(HBM)をいち早く供給した。SKハイニックスはDRAM市場でも、サムスン電子からトップの座を奪った。

それを追いかけるのが、米マイクロン・テクノロジーだ。11月下旬、同社は日本政府の補助を含めて総額1.5兆円の追加投資を広島県で行うと報じられた。中長期的なHBM需要の増加に対応する戦略とみられる。それより早く9月には、かつてDRAMで世界トップだったサムスン電子が、エヌビディアが求めるHBMテストをクリアしたと報じられた。

一方、半導体のファウンドリー分野では、回路の線幅を細くする「微細化」で先行した台湾積体電路製造(TSMC)が独走している。25年6月末のファウンドリー市場において、TSMCは約70%のシェアを確保した。

やや勢いが陰っているサムスン電子は、ファウンドリー分野でも良品率の向上に苦戦したようだ。サムスン電子は、中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)に追いあげられているとの指摘もある。

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