あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
Psychopathy and Other Dark Traits Show in People's Faces
研究チームによると、「ダーク・トライアドのすべての特性が、典型的な顔において視覚的に表れていた」「この結果は、WEIRDと非WEIRDの両方の文化圏にまたがる3つのサンプルで再現された」という。
もっとも、使用された合成画像はいずれも白人顔にしか見えないよう作られていたため、研究者たちは今後、より多様な顔画像を用いた研究が必要だと指摘している。
3つの「ダーク・トライアド」性格を見抜く方法
今回の研究結果は「ダーク・トライアド(サイコパシー、ナルシシズム、マキャヴェリズム)」の傾向が見た目だけでも判別できることを示しているが、これを研究してきたシカゴのアドラー大学の心理学教授ジェイソン・ウォーカー氏は、他にも見抜く手段があると本誌に語っている。
「魅力を人間性と勘違いしてはいけない。ナルシストは非常に演技的で、相手が聞きたいことを言うのが上手い」とウォーカー氏は言う。「彼らが立場の弱い人にどう接しているかを観察してほしい。本当の人間性は、印象づける必要のない相手にどう接するかで表れる」
さらに同氏は「外見は入り口にすぎない。信頼は、カリスマ性や作られたイメージではなく、真の人格によって築かれるべきだ」と述べている。
「ささいな権力の使い方にも注意してほしい。たとえば、手柄を独り占めにしたり、異論を唱える人をガスライティング(※)したり、責任転嫁を繰り返すような行動だ。こうした行為は"個性"ではなく、警戒すべきサインだ」とウォーカー氏は説明している。
(※)編集部注:嫌がらせや誤った情報の提示により、相手が自分の認識を疑うように仕向ける心理的虐待。イギリスの劇作家パトリック・ハミルトンによる演劇作品『ガス燈(Gaslight)』に由来する。