<重圧と情報にあふれかえる世界で燃え尽き症候群を克服するのには、「喜び」を取り戻すことが重要なのかもしれない>

年末年始で少し燃え尽きたように感じている人はあなただけではない。ありがたいことに、新たな研究がその燃え尽き感の意外な解消法を提示している。

【動画】ゲームが子どもの脳に与える影響

その方法は、古い任天堂のカセットを引っ張り出すことだ。

英インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)と日本の九州産業大学の研究者たちは、『スーパーマリオブラザーズ』や『ヨッシー』シリーズといった関連タイトルをプレイすることで、子どもの頃のような驚きや不思議さが呼び起こされ、幸福感が高まり、燃え尽き症候群のリスクが軽減される可能性があることを発見した。

「若者の燃え尽きを乗り越える手がかりは、従来の健康に加え、喜びを取り戻すことにもあるのかもしれない」と、ICLのアンドレアス・アイジンゲリッヒ教授(マーケティング)は述べた。

「『スーパーマリオブラザーズ』や『ヨッシー』のようなゲームは、燃え尽きに特有の冷笑的態度や疲労感に対する強力な特効薬となり得る」

アイジンゲリッヒらは、マリオシリーズがなぜプレイヤーに響くのか、どのような感情を惹起するのかを調べるため、41人の大学生への詳細なインタビューを実施した。

参加者たちはこのシリーズのゲームを「気分を明るくしてくれるもの」「心の休暇」と表現した上で、無邪気だった子ども時代へ精神的に戻ったように感じると語った。

参加者からは、「『ヨッシー』をプレイすると、時間を遡ったような感覚を覚える。タイムトラベルみたいだ。自分が子どもだった頃のことを思い出して、この世界の可能性や美しさに改めて驚いた。新しいスタートを切ったような気分だ」「喜びのコインを集め続けよう。小さな幸せでパワーアップして、隠しブロックを探し続けよう。それが『スーパーマリオ』から学んだ一番のことだ」との声が聞こえた。

また、他の参加者たちは、これらのゲームが学業のストレスや、「常に情報にさらされ続ける」現代のデジタル環境から心身を回復させるための休息を与えてくれると述べた。

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