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「ダメ」もNG?...児童心理学者が教える、親が子供に言うべきではない「4つのフレーズ」とは

Child Psychologist Reveals the 4 Common Phrases Parents Should Never Say

2025年11月6日(木)16時44分
アリス・ギブス

アン・ペザラ(Anne Pezalla)氏とアリス・デヴィッドソン(Alice Davidson)氏による研究によれば、ジェントル・ペアレンティングが広まった背景には、新型コロナウイルスによるパンデミックのストレスや、多くの親世代が受けてきた子育てへの反発があるという。

研究では、ジェントル・ペアレントたちはしばしば「自分の親とは逆のことをしよう」と意識しており、境界線は設けつつも、罰を与えることは避ける傾向があるとされている。

満足感を感じている親は多い一方で、3分の1以上が「自信のなさ」や「燃え尽き感」を抱えていると答えており、常に冷静でいることの難しさと、その一方でのやりがいの大きさが浮き彫りになっている。

避けたい言葉④:「全然聞いてないじゃない」
代わりに使いたい言葉:「ちょっと聞いてほしいな」

たとえば寝る準備をしようとしているのに、子供が夢中で遊び続けている――そんな場面でも、対立的な言葉ではなく、子供の視点に立った呼びかけが効果的だとスリア氏は話す。

「『このゲームにすごく集中してるね』『今ちょっと忙しそうだね』といった声かけをした上で、『お風呂に入る時間の5分前に声をかけようか?』『5秒だけこっちに集中してくれる?』などと伝えてみるといい」とスリア氏は提案する。

こうした言い回しによって、子供との関係性を壊さずに前向きなやり取りができる。大げさな否定ではなく、子供が理解しやすい形でコミュニケーションを築くことができるからだ。

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