「ダメ」もNG?...児童心理学者が教える、親が子供に言うべきではない「4つのフレーズ」とは
Child Psychologist Reveals the 4 Common Phrases Parents Should Never Say
避けたい言葉③:「ダメ」
代わりに使いたい言葉:「今はできないけれど、週末に計画しよう」
もちろん、「ダメ(No)」と言わなければならない場面はある。ただし、子供とのコミュニケーションをより建設的にするためには、言い換えを意識するとよいとスリア氏は提案している。
「私のお気に入りの言い方は、ただ『ダメ』と言うのではなく、『今はできないけど、週末に計画しよう』のように伝えること」とスリア氏は話す。これは単に「境界線を引く」ことではなく、親子の間に必要なやり取りのためのコミュニケーションでもある。
「境界線を引くというのは、『今はできない』ということを明確にすること。ただ、それを親と子どもの対立構造にせず、『今回は難しいけれど、また別のときに考えよう』という方向に持っていくことが大切」とスリア氏は語る。
こうした、感情に配慮した対話的なアプローチは、近年広まりを見せる「ジェントル・ペアレンティング(Gentle Parenting)」の考え方と一致している。この子育てスタイルは、厳しいしつけよりも共感、落ち着いた対応、愛情を重視する姿勢が特徴だ。
2024年に学術誌『PLOS ONE』で発表された調査では、幼い子供を持つ親の約半数が自らをジェントル・ペアレントと認識していることがわかった。





