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定年後

定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係・仕事で後悔しないために

2025年6月24日(火)17時30分
大江 加代(確定拠出年金アナリスト(オフィス・リベルタス))*東洋経済オンラインからの転載

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60歳手前になれば退職金の金額や年金額もおおよそわかり、将来の大きな収入も見通しが立ってくる。ただ、支出に関しては把握できていない人が多い。スマホのアプリで家計簿をつければ手軽にざっくりとした支出額は把握できる。家族がいれば、協力してもらって家計簿づけから始めてみよう。

そうすると、家計の無駄も発見できる。例えば、登録はしたものの使っていないサブスクサービスが見つかったり、携帯電話の料金プランで不必要なサービスが見つかったりする。そうした無駄を削るだけで、月2万円程度は捻出できる。それを原資として、資産運用だってできるのだ。

 


無理して働き続けない

第2に、無理して再雇用で働き続けないことだ。現役時代は与えられた仕事をやり遂げることが脳内で「やりがい」に変換されるため、達成感も得られる。

しかし再雇用の場合、期待されるミッションが曖昧なうえに、権限も給与も下がることが多く、モチベーションは下がるし達成感も得にくい。そうした状況を我慢して働き続けるのはストレスだ。ならば活躍する場を求めて転職や起業なども積極的に検討してみよう。

第3に、1つのコミュニティー、とくに地域活動だけに全力投球するのもNGだ。定年後に暇な時間が増えると、何かやらなければと焦り始め、身近な場所に居場所を求める人は少なくない。

その1つが、町内会デビュー。会社員時代に大勢の部下を従えた経験がある人ほど、町内会くらいの規模なら楽勝とばかりに、自信満々に新しいやり方で組織運営を推し進めようとしてしまう。しかし町内会では新人であり、長年の調整のうえにつくり上げられた運営方法を長老を無視して変えようとすると、白い目で見られることになりかねない。

さらに1つのコミュニティーだけに絞ってしまうと、人間関係がうまくいかなかった場合、逃げ場がなくなってしまう。そうならないためにも、現役時代から好きなことや気の置けない仲間たちと集まれる居場所を複数つくっておくことをお勧めしたい。

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