サプリは本当に摂るべきなのか?...現代人に「微調整」が必要な理由
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<「自然な食事で十分」という神話と現代の栄養論について...>
ファスティングはツラいものではなく、やっていて楽しくなるもの。数々のダイエットに挫折してきた著者が、「ファスティング」を再定義。
『シリコンバレー式 心と体が整う最強のファスティング』(CEメディアハウス)の第8章「サプリメントで体の微調整」を一部編集・抜粋。
ファスティングは集中力を向上させ、老化を遅らせる。オートファジーと解毒作用を促進し、細胞が溜まった老廃物を排出するのを助ける。
食事法の効果を最大限に引き出し、分子と脳に最も効果的な刺激を与えるには、体の自己修復に必要なもの、たとえばビタミン、ミネラル、アミノ酸、といった物質を適切に摂取したい。つまり、サプリメントを摂ったほうがいいのだ。
そう言うと、よく聞かれる質問がいくつかある。ひとつ目は、「バランスのよい食事をしているのに、どうしてサプリが必要なの? 祖先たちがしてきたように、食べ物から栄養を摂ればいいのでは?」
答えは簡単。もし体に入る毒素が母なる自然から生じたものだけなら、食べるものからのみ栄養を摂るので問題ないだろう。だが当然そんなことはありえない。
僕たちが生きる環境には、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のようなかつてないスピードで世界中に伝播しかねない感染症はもとより、僕たちが進化の過程で対処のしかたを身につけてこなかった多数の合成化学物質やストレス要因に加え、ビッグ・フードが新しい方法で加工し濃縮した天然化学物質があふれているのが現実なのだ。
それだけの有害な物質を処理するには、体は食べ物から得られるよりもっと多くの栄養が必要になる。また、食べ物に含まれる栄養は以前と同じかと聞かれることもある。






