「ペプチド配合」は本当に効くのか?...「スキンケア業界」は熱視線も、科学者がダンマリの理由【美容最前線】
Skincare’s “It Ingredient”
彼女は数年前、当時勤めていたブランドの新製品の成分欄に、ペプチドが含まれているのを発見。効果について販促チームに尋ねた。
最初は皆その話題には興味がなさそうだったが、食い下がった結果、ペプチドを記載したのは販促目的で、実際は効果が出るほど高濃度ではないと白状したという。
科学的・客観的な検証を
「常に科学的な根拠に目を向けるように」とキングは消費者にアドバイスする。表示はあまり気にせず、企業のウェブサイトで臨床試験を実施しているかどうかを確認すれば、その企業の製品が被験者にどんな影響を与えたかが分かる。
これらの試験の多くは、少人数のグループに対するペプチドの短期的な影響を追跡しているだけだが、それでも肌にどんな効果があるか、情報に基づいて推測するのに役立つ。
「ビューティー・ブレインズ」のような第三者のソースを探すといい。INCI(化粧品成分国際命名法)などのツールは消費者が虚偽を見抜くのに役立つと、ある医療エステティシャンはハイプベイに語った。ジョージのおすすめはエステティシャンのレニー・ルーローのブログだ。
企業の資金にも注目すること。規模が大きくて定評のある企業ほど、製品の臨床試験を数多く実施するリソースがあるとジョージは言う。