最新記事
健康

脳も体も若返る! 医師が教える「老後を元気に生きる人が続けている」習慣の秘訣

2025年6月6日(金)09時53分
鎌田 實(医師・作家)*PRESIDENT Onlineからの転載

「バンザイスクワット」のやり方

もちろん、今回ご紹介している「バンザイスクワット」でも、しっかりと太ももやふくらはぎを刺激することができ、マイオカインを分泌させる効果が得られます。

体と脳にエンジンをかける体操として、ぜひ取り入れてみてください!


1.足を肩幅に開き、まっすぐに立ちましょう。両手を上げ、大きく息を吸って準備します。

【図表1】

『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生きかまた体操』(アスコム)より

2.息を吐きながら、腕をゆっくり前に下ろします。同時にお尻を突き出しながらひざを曲げていきます。

※つま先よりひざを前に出さないことで、ひざの負担を軽減できます。

【図表2】

『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生きかまた体操』(アスコム)より

3.手を腰の上まで回し、ひざの角度は45度くらいまで曲げ、息は吐き切ります。

※徐々に深くして、ひざを90度くらいまで曲げられるようになると、さらに血圧や血糖値を下げてくれます。

【図表3】

『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生きかまた体操』(アスコム)より

4.息を吸いながらゆっくりと1の位置に戻ります。2~4をあと5回繰り返します。できるようになったら10回、目標は50回!

【図表4】

『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生きかまた体操』(アスコム)より

毎日手軽に続けられ、効率よく強い足腰を育てるスクワットは、何歳になっても健康の基本。ぼくも長年、実践し続けています。

とくに、大腿四頭筋と呼ばれる太もも前面の筋肉や、内側の内転筋群を鍛えるには、スクワットが断然おすすめ! スクワットで強い太ももになれば、階段の上り下りが楽になり、買い物などの負担も軽減。日常生活の自由を広げてくれます。

太ももの大腿四頭筋が伸ばされることで、先述の若返りホルモン「マイオカイン」があふれますし、「BDNF」という脳由来の「神経栄養因子」も出るため、認知症予防にもぴったり。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アングル:値上げ続きの高級ブランド、トランプ関税で

ワールド

訂正:トランプ氏、「適切な海域」に原潜2隻配備を命

ビジネス

トランプ氏、雇用統計「不正操作」と主張 労働省統計

ビジネス

労働市場巡る懸念が利下げ支持の理由、FRB高官2人
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 3
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿がSNSで話題に、母親は嫌がる娘を「無視」して強行
  • 4
    カムチャツカも東日本もスマトラ島沖も──史上最大級…
  • 5
    【クイズ】2010~20年にかけて、キリスト教徒が「多…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    これはセクハラか、メンタルヘルス問題か?...米ヒー…
  • 8
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 9
    オーランド・ブルームの「血液浄化」報告が物議...マ…
  • 10
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 8
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 9
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 10
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 7
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 10
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中