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ベリー×お茶で「身も心も」健康になれる?...長寿のカギを握る「フラボノイド」とは?【最新研究】

Food for Aging Better

2025年6月4日(水)15時06分
メリッサ・フルール・アフシャー(本誌ライフ・トレンド担当)
屋台に並べられたベリー

フラボノイドが豊富なベリーは健康的な加齢を実現させる? LITTLEKISS PHOTOGRAPHY/GETTY IMAGES

<ベリーやお茶に含まれている天然化合物がただの長寿でなく健やかな加齢のカギに。加えて、精神の健康にも効き目があるとの研究結果が>

ベリーをたくさん食べ、紅茶を飲み、毎日の食事にかんきつ類を取り入れれば、健康的に年を重ねられるかもしれない──そんな可能性を示す研究が、米国臨床栄養学ジャーナルの5月号に発表された。

この研究はオーストラリアのエディスコーワン大学と北アイルランドのクイーンズ大学ベルファスト、米ハーバード大学公衆衛生学大学院などの研究者が行ったもの。果物やお茶に含まれる天然化合物のフラボノイドを多く摂取する人は、健康的に年を重ねる可能性が高いことが分かった。


「医学研究の目標は、人々がただ長く生きるのを助けるだけでなく、できるだけ長く健康を維持できるようにすることだ」と、論文の筆頭執筆者であるエディスコーワン大学博士研究員のニコラ・ボンドンノ(Nicola Bondonn)はプレスリリースで述べている。

この研究では女性6万2743人と男性2万3687人のデータを調査し、その食習慣と身体的・精神的健康を女性は24年、男性は12年にわたって追跡した。

すると女性の中でフラボノイド摂取量が最も多い人は最も少ない人に比べて、体が虚弱になるリスクが15%低く、身体機能に障害を来すリスクは12%低く、精神の健康を損なうリスクも12%低かった。

男性では相関性は小さかったが、それでもフラボノイド摂取量が多いと精神の健康を損なうリスクが15%低かった。

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