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私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口の中」を公開した女性、命を救ったものとは?

'I Thought I Bit My Tongue—Then Came the Shock Diagnosis'

2025年4月26日(土)12時41分
ルーシー・ノタラントニオ

私の命を救ってくれた「ヒーロー」

それから2年以上が過ぎたいま、私には1万2200人のフォロワーというオンラインの家族がいる。現在も定期的に、健康状態について投稿している。何日か投稿を休むと、フォロワーを心配にさせてしまう。

今では会ったこともない人たちから、私のおかげで命拾いしたといった感謝のメッセージが届くようになった。「口内炎」ができていた人たちが、私の体験に影響されて検査を受けたからだ。

私にとってのヒーローは、夫のスチューだ。私が命拾いできたのは、夫が医者に行くよう促してくれたからだ。癌は、早期発見がカギである。いまならわかる。舌に何らかの異変を感じたとき、痛みや腫れ、色の変化などがあることに気づき、3週間以上経っても治らなかったら、医師の診察を受けなくてはならない、と。

癌は、早期発見できるかどうかが分かれ目だ。私はまだ、正式に寛解したと言われていないが、再発はしていないし、2カ月に1回は検査を受けている。

私は、素晴らしい家族がいて、信じられないほど運がいいと感じている。2023年5月に恐ろしい診断を受けて以降、家族がずっと支えてくれている。癌との闘いで、私たち家族の絆はさらに深まった。愛する人がどんなに大切であるかを、本当に実感できた。
(翻訳:ガリレオ)

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