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体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法

YOUR QUESTIONS ANSWERED

2025年1月10日(金)17時05分
ニューズウィーク日本版編集部

和田秀樹医師の回答

日本人の死因順位の6位が誤嚥性肺炎であることを考えると嚥下機能を保つことは生命にとって大切なことだと思います。

それ以上に、これまでもお答えしてきたように高齢者にとっては栄養状態が長寿のためにも、元気のためにもとても大切なものなのに、嚥下機能が落ちてくると食べるのがおっくうになったり、食欲が低下するのは一大問題です。


筋肉が衰えるのを防ぐには、3つの条件があります。1つはその材料であるタンパク質を十分に取ること。2つ目は運動をすること。そして3つ目になりますが、男性の場合は男性ホルモンを保つことです。

男性ホルモンを保つためには十分なコレステロール、適度な運動のほかに性的なことを忌避しないことが重要です。あと、亜鉛などを取ることも大切です。牡蠣(かき)やニンニクが精がつくというのは十分な亜鉛が含まれているからです。

嚥下筋の場合は、やはりその運動も大切です。50代、60代以降になると、使っていない筋が衰えがちになるものです。日頃から声を出すことを心がけましょう。年を取って元気な人はたいてい声に張りがあります。カラオケや日常会話で声を出す機会をなるべくつくるようになさってください。

──和田秀樹(精神科医)


和田秀樹和田秀樹
HIDEKI WADA
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部・東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)非常勤講師、立命館大学生命科学部特任教授。主な著書に『80歳の壁』『「70歳の壁」を乗り越える老けない食べ方』などがある。

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