40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産形成のカギは「NISAとiDeCoの使い分け」
NISAとiDeCoの基本的な違い
NISAとiDeCoはいずれも国が用意した資産形成支援制度ですが、その役割は明確に異なります。
NISAの最大の特徴は、運用で得た利益が非課税になる点です。新NISAでは非課税枠が大幅に拡充され、長期・積立・分散投資を前提とした制度設計となりました。売却や引き出しに制限がないため、ライフイベントに応じて柔軟に資金を使える点が大きなメリットです。一方で、掛金そのものに対する所得控除はありません。
一方、iDeCoは老後資金づくりに特化した制度です。掛金が全額所得控除になるため、現役世代にとっては非常に高い節税効果が期待できます。例えば所得税・住民税の合計税率が30%の方であれば、毎月2万円の拠出でも年間7万円以上の税負担軽減につながるケースがあります。ただし、原則60歳まで引き出せない点には注意が必要です。

40代における使い分けの考え方
「NISAとiDeCo、どちらを選べばいいのか」と悩む方は多いですが、40代では「併用」が基本となります。
老後資金として確実に確保したいお金についてはiDeCoを優先します。引き出せないという制約は、裏を返せば「老後まで守られる資金」です。節税効果も加味すれば、40代の所得水準との相性は非常に良いと言えるでしょう。
一方で、教育費や住宅の住み替え、将来の独立・転職など、途中で使う可能性がある資金はNISAで運用するのが合理的です。運用益が非課税でありながら、必要なときには現金化できる柔軟性は、40代のライフステージに欠かせません。





