最新記事
投資

SNSで「投資詐欺」が横行...初心者でも今すぐ実践可能な「信頼できる金融情報を選ぶ」3つの基準

2025年12月24日(水)16時50分
藤村哲也(ライジングブル投資顧問株式会社 代表取締役)
SNS型投資詐欺に騙されない金融情報の選び方

Graphic and Photo Stocker/Shutterstock

<初心者を狙う投資詐欺が増加しており、特にSNSで著名な投資家などになりすまして偽の投資サイトなどへ誘導する手口が横行している>

近年、資産運用への関心が高まる一方で、投資詐欺はかつてない勢いで横行し、特にSNSを悪用した手口が巧妙化しています。警察庁によると、令和6年におけるSNS型投資詐欺の被害額は871.1億円と前年比の約3倍増加しています。

令和7年も9月末までで前年比69%増の773億円と衰えません。

この巨額な被害を生み出しているのが、SNSを舞台にした詐欺です。犯行グループは、著名な投資家や金融関係者になりすまし、Instagram、LINE、FacebookといったSNS上で、ダイレクトメッセージや偽広告を用いて接触してきます。

詐欺師は、あたかも親しい個人であるかのように装い、関係を深めた上で「必ず儲かる」「あなただけに教える」と誘惑し、偽の投資サイトやアプリに誘導します。

これらのサイトから誘導された違法な無登録業者を信じ、株の損失と巨額なアドバイス料を請求されるという事案が後を絶ちません。

「信頼できる情報」を選ぶための3つの基準

このような詐欺被害にあわず、資産を増やすためには、情報を鵜呑みにせず、その信頼性を見極めることが最重要です。初心者が今すぐ実践できる「信頼できる情報」を選ぶための、絶対不可欠な3つの基準を解説します。

ビジネス
「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野紗季子が明かす「愛されるブランド」の作り方
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国、外資優遇の対象拡大 先進製造業やハイテクなど

ワールド

リビア軍参謀総長ら搭乗機、墜落前に緊急着陸要請 8

ビジネス

台湾中銀、取引序盤の米ドル売り制限をさらに緩和=ト

ビジネス

政府、25・26年度の成長率見通し上方修正 政策効
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者・野村泰紀に聞いた「ファンダメンタルなもの」への情熱
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これまでで最も希望が持てる」
  • 4
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 5
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 6
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 7
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 8
    「何度でも見ちゃう...」ビリー・アイリッシュ、自身…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    なぜ人は「過去の失敗」ばかり覚えているのか?――老…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 4
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 9
    空中でバラバラに...ロシア軍の大型輸送機「An-22」…
  • 10
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 8
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中