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投資の神様ウォーレン・バフェットが世界株安に勝った理由

How Warren Buffett's Apple Move Protected His Net Worth

2025年4月9日(水)14時52分
ヒュー・キャメロン

アップルは売却後の第4四半期も上昇を続け、他のハイテク株とともに大統領選挙後の上昇相場に乗り、12月26日の終値は史上最高値の258.74ドルに達した。

バフェットの行動は、当時は批判的に見られたが、現在では賞賛を集めている。アップルは、トランプ政権の貿易政策がもたらした株価低迷の主な被害を受けている銘柄のひとつに見えるからだ。

アップルは世界第2位の経済大国である中国からの部品や製造に依存しているため、トランプの相互関税に関する発表を受けて、アメリカの貿易相手国に課される関税の最悪の影響を受けるだろうと多くの人が考えている。

中国財務省は4月4日、トランプによる関税の対抗措置として、10日午前0時からアメリカからの輸入人すべてに34%の追加関税を課すと発表した。

懸念が渦巻くなかで、アップル株は株式市場全体のパフォーマンスを下回り、ヤフー・ファイナンスによると、7日の市場オープンを前に年初来で24.7%下落した。13.7%の下落だったS&P500種株価指数と比較すると、その下落率は大きい。

4日の暴落の結果、バフェットの資産は101億ドル減少したが、年初来ではまだ127億ドル増加している。ブルームバーグ・ビリオネア指数のトップ10でこの栄誉を享受している唯一の人物であり、ソーシャルメディア上では多くの人がバークシャーのアップルへの投資を縮小する決定を称賛している

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